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米株高や円高一服を映して買い戻しが優勢に【クロージング】


*16:10JST 米株高や円高一服を映して買い戻しが優勢に【クロージング】 12日の日経平均は4営業日ぶりに反発。308.61円高の32776.37円(出来高概算13億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク関連株が買われた流れを引き継いだほか、円高一服を映した輸出関連株買いも加わった。また、国内長期金利が一時0.720%と9年8カ月ぶりとなる水準に上昇したことで、銀行や保険など金融セクターにも好影響を及ぼした。ただ、米国では重要な経済指標の発表を控えるなか、結果を見極めたいとする模様眺めムードも強く、積極的に上値を買い上がる流れにはならなかった

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400に迫り、全体の7割超を占めた。セクター別では、輸送用機器、ゴム製品、不動産、医薬品など29業種が上昇。一方、鉄鋼、卸売、保険など4業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、KDDI<9433>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、エーザイ<4523>、伊藤忠<8001>、IHI<7013>が軟化した。

前日の米国市場は、「米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げに慎重になりつつある」との米紙報道をきっかけに、追加利上げへの警戒感が和らいだことから、主要な株価指数は上昇した。また、「メタ・プラットフォームズは高性能のAI(人工知能)を開発している」と伝わり、同社株が3%超値を上げたこともあり、東京市場でも生成AI関連などグロース株中心に値を上げる場面も見られた。また、前日に1ドル=145円台後半まで進んだ円高が一服しており、自動車株などが値を上げたことも相場を支援した。

日経平均は反発したが、自律反発の域を抜け出ていないとの見方が多い。植田日銀総裁の金融政策に関する報道を背景に国内長期金利は上昇傾向にある。また。米国でもインフレ高進による利上げ長期化への懸念も完全に拭えていない。米国で13日に発表される8月の消費者物価指数(CPI)を受けた米国市場の動きや、来週に予定される日米の金融政策決定会合の結果を見極めるまでは、積極的な売買は手控えられよう。目先は日米金利や為替動向をにらみながらの動きが続きそうだ。

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