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欧米為替見通し:「ドル・円は伸び悩みか、米雇用統計を好感も日本の為替介入に警戒」


*17:25JST 欧米為替見通し:「ドル・円は伸び悩みか、米雇用統計を好感も日本の為替介入に警戒」 4日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米雇用統計が市場予想に沿った内容となれば、引き締め長期化観測によるドル買いに振れやすい。ただ、高値圏に浮上すれば日本の為替介入が警戒され、円売りは縮小しそうだ。

前日発表された米経済指標のうち、新規失業保険申請件数や非農業部門労働生産性、ISM非製造業景況感指数は強弱まちまち。ただ、堅調な内容が材料視され、FRBの引き締め長期化観測を背景に米金利は底堅く推移し、ドル売りを抑制。ユーロ・ドルは1.09ドル半ばで伸び悩み、ドル・円とユーロ・円は株安を嫌気した円買いで軟調地合いとなった。本日アジア市場は米金利の持ち直しでドル・円は底堅く推移した。

この後の海外市場は米雇用統計が焦点。失業率は前回から横ばい、非農業部門雇用者数は小幅減少、平均時給は鈍化が予想されている。市場観測に沿った内容なら9月利上げへの思惑から、金利高・ドル高の展開が見込まれる。また、前日の決算発表でアップルやアマゾンの好業績を受け、株高を好感した円売りに振れやすい。ただ、ドル・円は140円以上の水準では日本政府による為替介入への警戒感から、円売りは縮小しよう。

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・7月建設業PMI(予想:48.0、6月:48.9)
・18:00 ユーロ圏・6月小売売上高(前月比予想:+0.3%、5月:0.0%)
・21:30 米・7月非農業部門雇用者数(予想:+20.0万人、6月:+20.9万人)
・21:30 米・7月失業率(予想:3.6%、6月:3.6%)
・21:30 米・7月平均時給(前月比予想:+4.2%、6月:+4.4%)
・21:30 カナダ・7月失業率(予想:5.5%、6月:5.4%)


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