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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、日欧中銀政策にらみドル選好地合いも


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、日欧中銀政策にらみドル選好地合いも 27日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の慎重姿勢で、ドル買いは入りづらい。ただ、欧州中銀(ECB)がタカ派後退ならドル選好地合いに。日銀の現状維持を見込んだ円売りもドルを支える。

連邦準備制度理事会(FRB)は25-26日に開催したFOMCでは、2会合ぶりとなる0.25%の利上げを決定。今後の政策については「データ次第」とされ、引き締め継続期待の後退で金利安・ドル安に。ユーロ・ドルは1.11ドル台に再浮上し、ドル・円は140円を割り込んだ。ただ、本日アジア市場で米金利の低下は一服し、ドルはやや買い戻された。また、日本株や中国・香港株は堅調地合いとなり、円安が主要通貨を支えた。

この後の海外市場は引き続き主要中銀の金融政策が主要テーマ。今晩発表の米4-6月期国内総生産(GDP)は1-3月期から成長鈍化なら、FRBの政策を後押しする内容にはなりにくい。ただ、ECBの追加利上げはすでに織り込まれ、次回の政策方針が不透明ならユーロ売り・ドル買いが強まる可能性があろう。加えて、日銀は現行の緩和政策を維持する公算で、円買いは後退。ドル・円は下押しされても、値を戻す展開になるとみる。

【今日の欧米市場の予定】
・21:15 欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表(0.25ポイント引き上げ予想)
・21:30 米・4-6月期GDP速報値(前期比年率予想:+1.8%、1-3月期:+2.0%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:23.5万件、前回:22.8万件)
・21:30 米・6月耐久財受注速報値(前月比予想:+1.2%、5月:+1.8%)
・21:30 米・6月卸売在庫速報値(前月比予想:-0.1%、5月:0.0%)
・21:45 ラガルドECB総裁会見
・23:00 米・6月中古住宅販売成約指数(前月比予想:-0.5%、5月:-2.7%)
・02:00 米財務省・7年債入札

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