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自律反発を狙った買いが先行するも、次第に様子見ムードが広がる【クロージング】


*15:56JST 自律反発を狙った買いが先行するも、次第に様子見ムードが広がる【クロージング】 11日の日経平均は6営業日ぶりに反発。13.84円高の32203.57円(出来高概算13億3000万株)で取引を終えた。前日までの5営業日で1563円、率にして4%超下落した反動から自律反発を狙った買いが先行してスタート。日経平均は前場中盤にかけて32468.70円まで上げ幅を広げた。また、前日の米国市場が上昇したことも投資マインドの改善に寄与した。ただ、円相場が一時140円台前半へと円高に振れているため、自動車など輸出関連株の一角が軟調で、上値の重荷となった。また、米消費者物価指数(CPI)など米国でのイベントを前に様子見ムードが広がった。

東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、水産農林、金属製品、精密機器、鉱業など12業種が上昇。一方、輸送用機器、電気ガス、医薬品、保険など21業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、テルモ<4543>、コナミG<9766>が堅調だった半面、エーザイ<4523>、第一三共<4568>、KDDI<9433>、トヨタ<7203>が軟調だった。

上場投資信託(ETF)の分配金拠出に伴う売りが前日までで一巡したこともあり、市場心理をやや上向かせる要因になった。また、前日の米国市場でSOX指数が2%超上昇したため、アドバンテスや東エレクなど、半導体関連株にも買い戻しの動きが強まり、日経平均の上げ幅は一時250円を超えた。ただ、円相場が円高傾向に振れているほか、新規の手掛かり材料にも乏しいだけに、次第に模様眺めムードが広がり、前日の終値水準を挟んで一進一退の展開だった。

12日には6月の米CPIの発表が控えている。食料品とエネルギーを除いたコアCPIは前年比5.0%上昇と5月5.3%上昇から小幅な伸び鈍化が予想されている。また、米ナスダックはナスダック100指数の特別リバランスを実施すると発表している。特定の銘柄に資金が集中し、銘柄間のウエート調整が必要になったためで、14日に詳細が発表され、リバランスは24日の取引開始前に実施されるという。それを受けて米国株が大きく調整するのか見極めたいとの思惑もある。

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