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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米雇用統計受け金利や株価に反応


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米雇用統計受け金利や株価に反応 7日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。今晩の米雇用統計で失業率は改善、平均時給は鈍化が予想され、先行きの金融政策への思惑からドルは売り買い交錯の見通し。日米金利差で下げづらいが、金利や株価の動向に影響されそうだ。

前日発表された米経済指標で、新規失業保険申請件数とJOLTS求人件数は低調な内容となった。半面、雇用関連統計は民間部門雇用者数が予想の2倍超、ISM非製造業景況指数も強く、今月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ再開の観測で金利高・ドル高に振れ、ユーロ・ドルは1.08ドル前半に軟化、ドル・円は144円半ばに浮上。本日アジア市場で日経平均株価などアジア株は軟調地合いとなり、円買いが主要通貨を押し下げた。

この後の海外市場は米雇用統計が焦点。市場では非農業部門雇用者数が前月比+22.5万人(5月は+33.9万人)、失業率は3.6%(同3.7%)、平均時給は前年比予想+4.2%(同+4.3%)と予想されている。賃金インフレ圧力が弱まれば引き締め再開の観測は一服し、金利安・ドル安に振れやすい。ドル・円に関しては日米金利差による取引により、下値では買戻しが見込まれる。一方で、欧米株式市場で調整が意識されれば円買いの可能性もある。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・6月非農業部門雇用者数(予想:+22.5万人、5月:+33.9万人)
・21:30 米・6月失業率(予想:3.6%、5月:3.7%)
・21:30 米・6月平均時給(前年比予想:+4.2%、5月:+4.3%)
・21:30 カナダ・6月失業率(予想:5.3%、5月:5.2%)
・01:45 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁講演


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