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米国株見通し:下げ渋りか、インフレ豪下越えの見解も


(14 時00分現在)

S&P500先物      3,847.25(+18.25)
ナスダック100先物  10,874.00(+53.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は130ドル高。米10年債利回りは上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


5日の主要3指数は反落。寄り付きから下げ幅を拡大し、ダウは終盤も持ち直せず339ドル安の32930ドルで取引を終えた。足元で発表されたJOLTS求人件数が大きく改善したほか、ISM製造業雇用指数は2カ月ぶりに節目の50を回復。この日のADP統計は民間部門雇用者数が予想を大きく上回り、6日の雇用統計の改善に思惑が広がった。良好な指標を受け長期金利が短期的に上昇し、ハイテクなどへの売りが下げを主導した。


本日は下げ渋りか。注目の雇用統計は失業率が3.7%と、前回から横ばいの見通し。一方、非農業部門雇用者数は前月比+20.0万人と前回26.3万人から減少すると予想されるが、想定を上回れば連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢を後押しする要因になりやすい。また、平均時給は前回から鈍化が見込まれるものの、高水準のためインフレ圧力になりかねない。半面、当局者からインフレ峠越えの見方も示され、過度な売りを抑制しそうだ。


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