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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、ドル買い継続も節目付近の売りが重石に


19日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への思惑から、ドル買い継続の見通し。ただ、心理的節目の150円付近では売りが強まるとみられ、ドルは上値の重さが意識されそうだ。

米国のインフレ先行指標とされる設備稼働率は前回よりも強い内容となり、米10年債利回り上昇によるドル買いでドル・円は一時149円30銭台に浮上。半面、リスクオンのドル売りも強まり、ユーロ・ドルは0.9870ドル台に値を上げた。本日アジア市場は米金利の持ち直しでドル買いに振れやすく、ユーロ・ドルは失速した。ドル・円は日本政府による円買い介入が警戒されたものの、日本株高による円売りで149円前半を維持した。

この後の海外市場はリスク許容度を見極める展開となりそうだ。今晩はミネアポリスとシカゴ、セントルイスの連銀総裁に発言機会があり、いずれもインフレ抑制に向けたタカ派的な見解でドル買いを誘発する見通し。また、英国市場の混乱が回避される見通しとなり欧米株高なら円売りが先行するものの、リスクオフのドル買いは後退。一方、ドル・円は想定レンジ上限の150円に接近すればドル売りが予想され、一段の上昇は抑制されよう。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・9月消費者物価指数改定値(前年比予想:+10.0%、速報値:+10.0%)
・21:30 米・9月住宅着工件数(予想:146.4万戸、8月:157.5万戸)
・21:30 米・9月住宅建設許可件数(予想:153.0万戸、8月:154.2万戸)
・21:30 カナダ・9月消費者物価指数(前年比予想:+6.8%、8月:+7.0%)
・02:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁質疑応答
・03:00 米地区連銀経済報告
・07:30 エバンス米シカゴ連銀総裁討論会参加(経済見通し)
・07:30 ブラード米セントルイス連銀総裁あいさつ(セントルイス連銀主催会合)


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