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米国株見通し:下げ渋りか、雇用情勢の回復を見極め


(13時50分現在)

S&P500先物      3,888.60(-14.0)
ナスダック100先物  12,060.90(-48.2)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は40ドル安。NY原油先物(WTI)は下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


7日の主要3指数は続伸。序盤から上げ幅を拡大する展開となり、ダウは346ドル高の31384ドルと2日連続のプラスで取引を終えた。この日発表された新規失業保険申請件数は前週よりも弱く、景気後退が意識されやすい地合いとなった。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締めを織り込みつつ、割安感の生じた銘柄の買戻しが相場を押し上げた。長期金利は上昇したが、ハイテク関連への買いも継続し、指数の上昇に寄与した。


本日は下げ渋りか。注目の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比+26.8万人(前月+39.0万人)、平均時給は前年比+5.0%(同+5.2%)、失業率は3.6%(同3.6%)と予想される。直近のISMは製造業、非製造業の雇用指数がともに景気判断の節目50を割り込んだほか新規失業保険申請件数は増加し、雇用回復の頭打ちが嫌気される。半面、FRBはタカ派姿勢を弱めると期待され株買いは継続。週末の調整売りを消化しつつ、下げづらい値動きとみる。



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