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NY為替:米長期金利低下を意識してドル買い・円売りは縮小


12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、125円60銭から124円77銭へ反落し、125円33銭で引けた。米労働省が発表した3月消費者物価指数(CPI)が前年比で40年ぶりの伸びを記録したが、連邦準備制度理事会(FRB)が注視しているコア指数は前月比で予想外に鈍化したほか、前年比で市場予想を下回ったため、インフレがピークをつけたとの見方が広がり、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、10年債入札が不調で金利が下げ止まり、また、食品やエネルギー価格は当面高止まりするとの見方から、ドル売りも限定的となった。

ユーロ・ドルは1.0903ドルまで上昇後、1.0821ドルまで反落し、1.0829ドルで引けた。独4月ZEW景気期待指数が悪化したほか、ロシアのプーチン大統領がウクライナとの交渉の行き詰まりに言及したため、激戦が継続し域内経済に悪影響を与えるとの懸念にユーロ売りが強まった。ユーロ・円は136円44銭から135円54銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3054ドルまで上昇後、1.3002ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9330フランから0.9287フランまで下落した。

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