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日経平均は小反落も半導体株が下支え【クロージング】


24日の日経平均は小幅に反落。15.78円安の28782.59円(出来高概算7億4000万株)で取引を終えた。23日の米国市場は新型コロナウイルスの変異株(オミクロン株)感染について、英国や南アフリカで他の変異株に比べて入院や重症化のリスクが大幅に低いとの調査結果が示され、投資家心理の改善に繋がり、景気敏感株を中心に買われた。この流れを引き継ぐ格好から買い先行で始まった東京市場だが、海外勢はクリスマス休暇入りで参加者は限られていたこともあり、買い一巡後はこう着感の強い相場展開となった。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めた。セクターでは機械、ガラス土石、電気機器、精密機器が小じっかりな半面、保険、陸運、電力ガスが冴えない。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>が1社で日経平均を約26円支えたほか、ダイキン<6367>、エムスリー<2413>、デンソー<6902>、ファナック<6954>が堅調。一方でファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>が重荷となった。

日経平均の日中値幅は100円程度と狭いレンジ推移となったほか、東証1部の売買代金は連日で2兆円を下回る薄商いだった。東エレクなど値がさ半導体株の一角は終日堅調となったが、台湾加権指数は一時7月以来の最高値を更新したことが支援材料になったようだ。一方で、日経平均は小幅ながらプラス圏で推移していたものの、後場半ば辺りから下げに転じていた。東京都で海外渡航歴のない人のオミクロン株感染が確認され、市中感染とみられると報じられたことから、神経質にさせたようである。もっとも、海外勢のフローが限られるなかで売り圧力も低下していることもあり、大きく下押す動きにもならず結果的には底堅さが意識されていた。

来週は大納会となるが、米国市場は理想的なリバウンドを見せてクリスマスに入っていたこともあり、クリスマス明け後の年末ラリーへの期待は高まりやすいだろう。また、IPOラッシュが通過することによって、個人主体の資金などはこれまで売り込まれていた銘柄への修正リバウンドを狙った動きのほか、公開価格割れなど波乱スタートとなった直近IPO銘柄などへの短期的な値幅取り狙いの動きは活発化しそうである。

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