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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、前週末の修正も材料難で買戻しは限定的


10日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。前週末に発表された米雇用統計が予想を大幅に下回ったが、米長期金利の持ち直しでドル売りは修正される見通し。ただ、材料難でドルの戻りは限定的となりそうだ。

米雇用統計は失業率が6.1%(予想5.8%)と悪化したほか、非農業部門雇用者数は前月比+26.6万人(同+99.8万人)と想定外に落ち込みドル売り優勢に。それに先立つ欧州中銀(ECB)当局者による緩和縮小に関する発言も伏線となって、この日はユーロ・ドルが1.21ドル後半に浮上し、ドル・円は108円前半に急落した。ただ、スコットランド議会選は与党が勝利したものの、独立は困難との見方から週明けアジア市場はリスク選好の円売りが主要通貨を押し上げた。

この後の海外市場は、全般的に動きづらい。米10年債利回りは持ち直しており、米雇用統計を受けた前週末の主要通貨に対する急激なドル売りは修正されそうだ。ただ、ECBの非ハト派姿勢を期待したユーロ買い、スコットランド議会選通過に伴うポンド買いは継続し、ドルの上昇は抑制されよう。また、今晩は重要イベントが予定されておらず、積極的なドル買いは想定しにくい。エバンス・シカゴ連銀総裁の討論会での発言も慎重姿勢が見込まれ、ドルの買戻しは限定的とみる。

【今日の欧米市場の予定】
・03:00 エバンス米シカゴ連銀総裁オンライン討論会参加(経済見通し)

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