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米国株見通し:下げ渋りか、FRBのハト派姿勢を確認


(12時40分現在)
S&P500先物      3,884.62(-14.13)
ナスダック100先物  13,247.25(-32.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は120ドル安。NY原油先物(WTI)も反落し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


1日の取引で主要3指数は強含み。S&Pとナスダックは2-3%上昇し、急反発のダウは603ドル高の31535ドルで取引を終えた。前週は長期金利の上昇による懸念で売りが強まっていた反動もあり、この日は金利の落ち着きを背景に買いが先行。注目されていたISM製造業景況指数は堅調な内容となり、早期回復期待が高まった。また、バイデン政権による追加経済対策の審議に進展がみられ、3月中旬の成立を先取りした買いが指数を押し上げた。


前日の反動で売りが先行するものの、本日は下げ渋り。連邦準備制度理事会(FRB)当局者は足元の長期金利の上昇について回復に伴う自然の成り行きとし、債券売り・株買いの流れが続く見通し。また、ブレイナードFRB理事などハト派の当局者が緩和的な政策方針を強調するとみられ、買い安心感が広がりやすい。一方で、明日のパウエルFRB議長の発言や5日の雇用統計を前に様子見ムードも想定され、一段の株買いを期待するには材料が乏しい。




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