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反落ながらも日経平均は後場の高値で取引を終える【クロージング】


13日の日経平均は9営業日ぶりに反落。135.01円安の25385.87円(出来高概算13億3373万株)で取引を終えた。新型コロナウイルス感染症の拡大が嫌気された米国株安の流れから売り優勢ながらも、朝方はSQに絡んだ売買が差し引きで買い越しだったことから底堅く始まった。しかし、SQ通過後はじりじりと下げ幅を広げており、一時25215.31円まで下げ幅を広げる場面がみられている。ただ、直近の急ピッチの上昇に対する過熱警戒感も意識されていたため、売りが加速する流れにはならず、反対に日銀のETF買い入れに伴う思惑等もあって引けにかけては下げ幅を縮める展開。反落ながらも日経平均は後場の高値で取引を終えている。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。セクターではその他製品が唯一上昇した他は32業種が下落しており、ゴム製品、不動産、空運、保険、陸運、鉱業、倉庫運輸、証券などの弱さが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、トレンド<4704>、KDDI<9433>、リクルートHD<6098>が軟調。一方で、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、エムスリー<2413>が下支えしている。

SQは差し引きで買い越しだった影響から、SQ値は概算で25480.28円となり、結果的にはこれが幻のSQといった格好だったが、米国市場が新型コロナウイルス感染症の拡大を嫌気して下落していたほか、国内においても感染者が増加していることもあり、調整は想定内であったとみられる。物色についてもバリュー株シフトはいったん止まっているが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの強さが目立っており、グロース優位の展開。また、マザーズについても直近で大きく売られていた時価総額上位銘柄へは買い戻しが強まるなど、需給は悪くない。

その他、短期的な値幅取り狙い中心ではあろうが、マスク関連が連日で物色されるなど、テーマ株の一角にも資金が集中している。足元の急伸で日経平均は29年ぶりの高値水準であるため、戻り待ちの売り圧力も限られているだろう。新型コロナウイルス感染症の拡大を警戒しつつ、影響を受けにくい銘柄などやコロナ禍で成長が見込まれる企業においては、利食いをこなしつつ断続的に資金が流入しよう。



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