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NY外為:ユーロ反落、ECBレーン理事のユーロ高けん制や域内ウイルス感染件数増加


NY外為市場ではユーロが高値から反落した。ユーロ・ドルは朝方、心理的節目となる1.20ドルを上回り1.2011ドルまで上昇し2018年5月以降ほぼ2年ぶり高値を更新後1.1906ドルまで反落。ユーロ・円は昨年2月来の高値127円08銭から126円22銭まで反落した。利食い売りにおされたほか、欧州中央銀行(ECB)専務理事兼首席エコノミストのフィリップ・レーン氏のユーロ高けん制ととらえられる発言や域内ウイルス再燃を受けた見通しが悪化で、ユーロ買いが後退したと見られる。

フランス、アイルランド、スペインでの新コロナウイルス感染件数が増加していることも見通しの悪化につながった。

また、欧州中央銀行(ECB)専務理事兼首席エコノミストのフィリップ・レーン氏は討論会において、「ECBは金融政策で為替を目標にしないがユーロ・ドル相場は金融政策から生じることを認識することが重要だ」と、相場を注視。また、デコス・スペイン中銀総裁も「ECBは必要とあれば全手段を修正する準備がある」としたほか、「回復支援、物価安定の目標を守るため、大規模な金融緩和を維持する必要がある」と述べた。




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