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前場に注目すべき3つのポイント~利食いは想定線、23000円処での底堅さを見極め


14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:利食いは想定線、23000円処での底堅さを見極め
■富士フイルム、1Q営業利益45.1%減 203億円、コンセンサス上回る
■前場の注目材料:JDI、健康医療に活路


■利食いは想定線、23000円処での底堅さを見極め

14日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。13日の米国市場はNYダウが80ドル安となる一方でナスダックは続伸。新規失業保険申請件数が予想以上に減少し3月中旬以降初めて100万件を下回ったものの、追加財政策への不透明感がくすぶりまちまちで寄り付いた。前日の上昇を受けた利益確定売りが目立ったほか、「財政策での合意がない限り上院採決をレーバーデー明けの9月8日まで実施しない」とのマコーネル上院院内総務の発言が嫌気され、終日軟調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の23195円。円相場は1ドル106円90銭台で推移している。

米国市場の流れを受けてやや利食い優勢の展開になりそうだ。ナスダックは上昇しているが、シスコシステムズが11%を超える下落となったほか、マイクロン・テクノロジーはドイツ銀行による投資判断の引き下げが嫌気され4%超の下落などまちまちの展開であり、それ程材料視されないだろう。週末には米中閣僚級協議を控えていることも積極的な売買を手控えさせることになりそうだ。

一方で昨日の上昇で日経平均の2カ月程度もち合いが続いていた22000円から23000円のレンジを上放れてきている。6月の直近戻り高値とのダブルトップ形成が意識されやすいため上値追いは慎重であり、利食いの流れは想定内といったところ。23000円を上回っての推移が続くようだと押し目拾いの流れが意識されやすい。昨日のレンジ突破である程度は売り方の買い戻しも進んだと考えられるが、新たにショートポジションを積み上がる流れには向かいづらいところである。

底堅さが意識される中での押し目買い意欲の高まりに加えて、足元でみられていたバリュー株を見直す流れが相場全体の底上げを徐々に意識させてくるだろう。昨日はいったんグロース株シフトがみられたが、足元でのNT倍率は低下傾向にあり、経済活動再開に向けた動きが強まる中でスタンスとしてはバリュー株への見直しが継続すると考えられる。資金シフトというよりは、グロース株に加えてバリュー株の見直しである。


■富士フイルム、1Q営業利益45.1%減 203億円、コンセンサス上回る

富士フイルム<4901>は第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比14.8%減の4562.70億円、営業利益は同45.1%減の203.90億円だった。コンセンサス(144億円程度)を上回る。あわせて2021年3月期予想を発表。売上高は前期比5%減の2兆2000億円、営業利益は同25%減の1400億円を見込んでいる。医薬品などヘルスケア事業は好調を維持するが、新型コロナによる通期の営業利益へのマイナス影響として650億円を見込んでいる。通期はコンセンサスを下回るが、アク抜けにつながるかが注目されよう。


■前場の注目材料
・日経平均は上昇(23249.61、+405.65)
・ナスダック総合指数は上昇(11042.50、+30.27)
・1ドル106円90-00銭
・VIX指数は低下(22.13、-0.15)
・日銀のETF購入
・米経済対策効果への期待
・コロナ向けワクチン開発の進展


・JDI<6740>健康医療に活路
・日本郵政<6178>豪トール売却検討、複数の証券に打診
・伊藤忠<8001>ファミマ買収、オアシスが特別配当要請
・メルカリ<4385>台湾で越境販売、「ショッピー」と連携


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・11:00 中・7月鉱工業生産(前年比予想:+5.1%、6月:+4.8%)
・11:00 中・7月小売売上高(前年比予想:+0.1%、6月:-1.8%)

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