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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株への押し目狙いの動きが出てくるかを見極め


12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ハイテク株への押し目狙いの動きが出てくるかを見極め
■NTT、1Q営業利益1.5%減 4975億円、コンセンサスやや上回る
■前場の注目材料:楽天、4G基地局設置、5年前倒し


■ハイテク株への押し目狙いの動きが出てくるかを見極め

12日の日本株市場は、昨日の上昇に対する利食いの流れが先行しそうだろうが、底堅さが意識されそうだ。11日の米国市場ではNYダウが104ドル安だった。トランプ大統領がキャピタルゲイン(譲渡益)減税に言及したため、期待感から寄り付きから上昇した。引けにかけては、利益確定の売りやハイテク株の下落に押されたほか、追加財政策の実施に不透明感が広がり、下げ幅を広げている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の22680円。円相場は1ドル106円50銭台で推移。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや利食い優勢の展開から始まろう。シカゴ先物は高いところで22945円まで上昇する場面もみられていたが、引けにかけて米国市場が急速に下押す流れに引きずられる格好となった。23000円接近で跳ね返された形だが、これまでのレンジ上限を一気に突破する展開は想定していなかったこともあり、嫌気する流れも限られよう。また、ソフトバンクG<9984>の決算は、コンセンサスは上回っているがADRでの反応はなく、指数への影響は限られそうである。

そのほか、引き続きハイテク株への利益確定の流れが続いており、AMDは6%を超える下落となっている。そのため、引き続きグロース株からバリュー株へのシフトが意識されやすいところであろう。一方で、テスラが株式分割を発表し、時間外で大きく上昇している。ナスダックの押し上げが意識されやすく、グロース株への押し目買いの動きも出てくる可能性がありそうだ。そのため、利食い先行ながらも底堅さが意識されやすく、次第に下値を切り上げてくる展開に期待したいところであろう。

日経平均は昨日の上昇で25日線を突破してきたことにより、今後は25日線を支持線としてキープできるかが注目されるところ。基本的には22000円から23000円でのレンジ相場が継続しており、底堅さが意識されるようであれば、センチメントとしてはレンジ上限への意識に向かいやすい。グロース株からバリュー株へのリバランスを意識しつつ、足元で調整をみせているハイテク株への押し目狙いの動きが出てくるかを見極めたいところである。

■NTT、1Q営業利益1.5%減 4975億円、コンセンサスやや上回る

NTT<9432>は第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比5.1%減の2兆7664.57億円、営業利益は同1.5%減の4975.86億円だった。コンセンサス(4630億円)をやや上回る。通期の営業利益は1兆5900億円としており、コンセンサス(1兆5770億円)を上回る。通期の営業利益・当期利益は、約800億円規模の設備投資削減と、約1000億円規模のコスト削減でカバーし、増益を計画している。


■前場の注目材料
・日経平均は上昇(22750.24、+420.30)
・1ドル106円50-60銭
・日銀のETF購入
・米経済対策効果への期待
・コロナ向けワクチン開発の進展


・楽天<4755>4G基地局設置、5年前倒し
・ソフトバンクG<9984>英アーム株売却、「選択肢の1つ」、ソフトバンクG会長
・三井物産<8031>コミュニティー事業推進、エネ・モビリティー柱
・日本郵政<6178>豪物流トール売却へチーム編成
・三菱商事<8058>MaaS推進、公共交通でDX検討
・丸紅<8002>インドネシア・タイヤ小売りの経営権取得
・KDDI<9433>長野・伊那市とKDDIなど、高齢者にドローン配送
・日立<6501>英社を買収、鉄道向けセンサー技術取り込み


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・08:50 7月マネーストックM3(前年比予想:+7.9%、6月:+5.9%)

<海外>
・11:00 NZ準備銀行が政策金利発表(0.25%に据え置き予想)

<ST>

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