米国株見通し：底堅い値動きか、製造業の改善で関連株に買い

（15時30分現在）

S&P500先物　　　　　　3,111.62（+0.87）
ナスダック100先物　　10,130.25（+5.50）


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は40ドル安。NY原油先物（WTI）は失速し、今晩の米株式市場は高安まちまちでスタートしそうだ。


22日の主要3指数は上昇。ダウは売り先行で25000ドル台に下げる場面もあったが、153ドル高の26024ドルで引けた。また、ナスダックはハイテク株の買いが継続し、終値ベースで10000ポイント台を回復。新型コロナウイルスの感染再拡大で死者が第1次世界大戦の戦死者を上回るなど感染が再拡大し、序盤は経済の早期正常化への期待が一服した。その後ハイテク株買いが相場をけん引し、NY株式市場は上昇基調を維持した。


今晩もやや買いが入りやすい展開となりそうだ。トランプ大統領は対中貿易協議の進展に楽観的な見方を示し、好感される見通し。また、今晩発表される製造業PMIは経済活動の拡大・縮小の境目である50付近への回復が見込まれ、株価を押し上げる要因になりやすい。サービス業PMIや新築住宅販売件数も改善が予想され、買いを誘発する可能性があろう。ただし、コロナ感染再拡大への警戒は根強く、指数を下押しする場面も想定したい。






＜TY＞