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マザーズ先物概況:3日続落、市場の関心は東証1部市場に


11日のマザーズ先物は前日比8.0pt安の834.0ptと3日続落した。なお、高値は847.0pt、安値は828.0pt、取引高は1604枚。本日のマザーズ先物は、個人投資家を含め市場の関心が東証1部市場に向かうなか3日続落となった。前日の米国市場では、トランプ米大統領が同日開いた米中の閣僚級協議について「非常にうまくいった」と語ったことや、トランプ米大統領と中国副首相が11日に会談するなどと伝わり、貿易協議に対する進展期待が高まり、主要指数は続伸した。こうした背景から、マザーズ先物はナイトセッションの間に上昇していた。しかし、日中取引が始まってからは、為替が一時1ドル=108円台に入るなど大きく円安・ドル高に傾いていたこともあり、本日の日本市場においては、東証1部市場の主力の輸出銘柄が中心に買われる展開となり、マザーズ市場を中心とした新興市場からは資金が流出するかたちとなった。一時下げ止まる場面も見られたが、結局その後も大引けにかけて下げ幅を再度広げる展開となった。
売買代金上位では、指数インパクトの大きいそーせい<4565>やサンバイオ<4592>といったバイオ関連株をはじめ、メルカリ<4385>などの主力銘柄の下げが目立った。一方で、直近IPO銘柄のAI CROSS<4476>は大きく反発し、その他イノベーション<3970>が20%超と大きく上昇した。

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