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マザーズ先物見通し:買い戻しの動き一巡後は方向感に欠ける展開へ


本日のマザーズ先物は、米国株の反発などを受けて買い戻しの動きが先行して始まりそうだ。前日の米国市場は、好調な米小売企業の決算を映して、国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費の底堅さが確認されたため、主要株価指数は反発した。これを映して225先物も反発が予想され、個人投資家センチメント改善期待から、マザーズ先物も堅調な動きで始まりそうだ。ただ、23日にはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えているほか、21日からは日米通商交渉が始まっている。これらに対してトランプ米大統領が不満を表明したり、円の弱さなどを批判する事態になれば、投機筋による仕掛け的な動きも活発化しやすく、円高リスクやマザーズ先物へのヘッジ売りも警戒されるところである。このため、本日も全般はイベント結果を見極めたいとの思惑が強く、方向感に欠ける展開が続きそうだ。個別では、マザーズ時価総額上位銘柄であるラクスル<4384>が28日付での東証1部への市場変更承認を発表しており、パッシブファンド等からの資金流入期待が高まる展開となりそうだ。上値のメドは890.0pt、下値のメドは880.0ptとする。

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