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8月16日のNY為替概況


 16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円43銭まで上昇後、106円19銭まで下落して106円35銭前後で引けた。米国の7月住宅着工件数や住宅建設許可件数が予想を下回ったことに失望しドル売りが優勢となった。米国債利回りの上昇でリセッション懸念が後退したほか、ドイツが万が一、景気後退入りした場合は財政出動の準備があるとの報道で投資家心理が改善。リスク選好のドル買い・円売りが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1066ドルまで下落後、1.1107ドルまで上昇して1.11090ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が次回9月定例理事会で大規模な金融緩和に踏み切るとの期待や、ドイツの財政出動の可能性を期待したユーロ買いが加速。

ユーロ・円は、117円58銭まで下落後、118円17銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.2175ドルまで上昇後、1.2137ドルまで下落した。合意ない離脱への警戒感が緩和。

ドル・スイスは、0.9808フランから0.9779フランまで下落した。

[経済指標]・米・7月住宅着工件数:119.1万戸(予想:125.7万戸、6月:124.1万戸←125.3万戸)・米・7月住宅建設許可件数:133.6万戸(予想:127万戸、6月:123.2万戸←122万戸)・米・8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:92.1(予想:97.0、7月:98.4)・米・8月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:2.7%(7月:2.6%)・米・8月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.6%(7月:2.5%)



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