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米国株式市場見通し: 4-6月期決算シーズンが本格化


パウエルFRB議長の議会証言を受けて、7月のFOMCでの利下げは確実な状況だ。今週は4-6月期決算の結果を受けて株式相場も素直に反応する展開を予想するが、小売売上高、鉱工業生産、住宅着工件数など主要経済指標の発表が予定されており、内容次第で利下げ幅が0.25%か、0.5%かについての市場予想が変化すると考えられ、注意が必要だ。

ハイテクでは、オークションサイトのイーベイ(17日)、動画配信サービスのネットフリックス(17日)、ITサービスのIBM(17日)、ソフトウェアのマイクロソフト(18日)などの決算発表が予定されている。マイクロソフトはビジネスチャットツールの「Teams」の1日当たりアクティブユーザー数(DAU)を明らかにした。有料利用者の正確な人数はわからないが、同ツールはFortune 100企業のうち91社で利用されており、今後は、競合のスラックの利用者を上回るかが注目されそうだ。

ハイテク以外では、大手行のシティグループ(15日)、JPモルガン・チェース、ゴールドマンサックス、ウェルズファーゴ(16日)、バンク・オブ・アメリカ(17日)、モルガン・スタンレー(18日)などの金融関連銘柄が多く、医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(16日)、航空大手のユナイテッド・コンチネンタル(16日)、金属大手のアルコア(17日)、医療保険のユナイテッドヘルス(18日)、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(19日)などの決算発表も予定されている。ユナイテッド・コンチネンタルは、前週にデルタ航空が旅行需要の増加を背景に通期見通しを上方修正したことから堅調な内容が予想される。

経済指標では、7月NY連銀製造業景気指数(15日)、6月輸入物価指数(16日)、6月小売売上高(16日)、7月NAHB住宅市場指数(16日)、6月住宅着工・建設許可件数(17日)、6月景気先行指数(18日)などの発表が予定されている。17日にはFOMCでの基礎資料となるベージュブック(地区連銀経済報告)の発表が予定されている。住宅建設業者の景況感を示すNAHB住宅市場指数は、6月発表値が市場予想に反して低下し、今後6ヶ月の販売見通しも同様に下振れた。7月分も予想を下回る内容となれば、足元の住宅ローン金利の低下が住宅市場の押し上げに寄与していないとの見方が広がるだろう。

(Horiko Capital Management LLC)




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