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欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、週末の米GDPを見極め


23日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想したい。10連休などを控えた国内実需筋らのドル売りでアジア市場では失速したが、ドルの押し目買いなどで持ち直す見通し。ただ、週末に発表される米国内総生産(GDP)を見極めようと、積極的なドル買いは見込みにくい。

前日の海外市場で、米国の3月のシカゴ連銀全米活動指数や中古住宅販売件数が予想を下回り、連邦準備制度理事会(FRB)によるハト派寄りの政策スタンスの見通しを修正する手がかりは得られなかった。そのため、ドルは買いづらい展開となったが、欧州市場などの休場でドル売りは小幅にとどまった。また、NY株式市場はダウが下落したものの、ナスダックが8000台を回復して終了。本日の日本株高につながっており、ナスダックの続伸を見込んでドル・円は111円台では押し目買いが続きそうだ。

この後の海外市場は、イースター休暇による連休を終え本格取引が再開する。ドル・円は前週の取引レンジ下限を一時下抜けたものの、年初来高値(112円17銭)付近まで持ち直すとの見方は少なくない。ある市場筋はドル・円について111円と113円の「どちらを目指す展開となってもおかしくない」との見方を示す。23日は米国の住宅価格指数など経済指標が堅調となれば利下げへの思惑を背景としたドル売りは後退しよう。ただ、足元の指標はまちまちで、市場の景気認識は一致していない。そのため、今週末のGDPを見極めようと積極的なドル買いは想定しにくい。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・22:00 米・2月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.5%、1月:+0.6%)
・23:00 米・3月新築住宅販売件数(予想:64.9万戸、2月:66.7万戸)
・23:00 米・4月リッチモンド連銀製造業景況指数(予想:10、3月:10)
・23:00 ユーロ圏・4月消費者信頼感指数速報値(予想:-7.0、3月:-7.2)
・02:00 米財務省2年債入札(400億ドル)



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