16日の日経平均は続伸。52.55円高の22221.66円(出来高概算10億5000万株)で取引を終えた。ゴールドマン・サックス・グループの冴えない決算を嫌気した米株安の流れの中、前日の大幅上昇に対する反動から利食い先行で始まった。しかし、寄り付き直後に付けた22095.32円を安値に切り返しており、その後は22200円処での底堅い値動きが続いた。ただし、日米通商交渉の行方を見極めたいところでもあり、後場の日経平均の値幅は40円程度にとどまっている。

ファーストリテ<9983>やKDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>などが日経平均をけん引する一方でTOPIXは下げており、全体としては模様眺めムードの強い相場展開であった。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは、パルプ紙、鉱業、電力ガス、石油石炭、卸売、陸運、精密機器が冴えない。一方で、情報通信、その他金融、建設、電気機器がしっかり。

日経平均は22200円を挟んでの底堅さが意識されていたが、ファーストリテのほか、NTTドコモ<9437>の新携帯料金の発表を受けたKDDIなど通信株のアク抜け的な値動きが指数を下支えした格好である。しかし、東証1部の6割は下げているほか、出来高も10億株を辛うじて上回っている状態である、昨日のようなTOPIX型のインデックス資金の流入は限られていたようである。そのため、日経平均は底堅いものの、投資家のセンチメントをやや神経質にさせているだろう。

引き続き米決算に対する反応を睨みながらの展開となるが、日米通商交渉の行方についても市場反応が注目されることになろう。初日の協議では、為替条項について直接的な要求はなかったと伝えられている。また、日本からの自動車の輸入に関する数量規制に関しても米側は要求しなかったと伝えられており、目先的にはアク抜けも意識されてくる展開が期待されるところ。とはいえ、積極的な市場参加者は限られており、決算や需給面など個別の材料を手掛かりとした短期売買が中心になりそうである。

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情報提供元:FISCO
記事名:「日経平均続伸もTOPIX型資金流入限られやや神経質に【クロージング】