今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆126円台後半で上げ渋る状態が続く見込み

ユーロ・ドルは、1.0341ドル（2017/01/03）まで下落したが、1.2537ドル（2018/01/25）まで上昇。ユーロ・円は、英国民投票で欧州連合（EU）からの離脱が決定し、一時109円57銭（2016/06/24）まで急落。その後114円85銭（2017/04/17）から137円50銭（2018/2/2）まで買われた。英国は合意なき欧州連合（EU）離脱に向かう可能性は低下したが、ユーロ圏の経済情勢は改善していないため、新たなユーロ買い材料が提供されない場合、ユーロの対円レートは126円台後半で上げ渋る状態が続く見込み。

【ユーロ売り要因】
・ユーロ圏の成長リスクは下向き
・米国がEU輸入品に対する報復関税措置を警告
・欧州中央銀行（ECB）の政策金利は年内据え置きへ

【ユーロ買い要因】
・米中貿易協議進展の可能性残る
・米利上げ局面は終了との思惑
・英国のEU離脱期限は10月31日に再延期される




＜CS＞