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明日の日本電産の決算でセンチメントを明るくさせたいところ【クロージング】


22日の日経平均は反発。82.74円高の22614.82円(出来高概算11億3000万株)で取引を終えた。19日の米国市場ではNYダウは上昇したものの、ハイテク株の弱い値動きが目立ったことから、売り優勢の展開から始まった。また、トランプ米大統領は、米国が旧ソ連との間で結んだ中距離核戦力(INF)廃棄条約を破棄する意向を表明。ロシアとの緊張が警戒されるなど、地政学リスクへの高まりから日経平均は前場半ばに一時22271.59円まで下げ幅を広げる局面もみられた。しかし、外部環境に振らされる相場展開の中、中国・上海指数が一時5%に迫る上昇となる中、中国関連などを買い戻す流れが強まり、日経平均は後場に入り上昇に転じている。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1200を超え、全体の過半数を占めている。セクターでは鉱業、食料品、水産農林、その他金融、化学、海運が上昇。半面、石油石炭、医薬品、精密機器、ガラス土石が弱含みとなっている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、資生堂<4911>、キッコーマン<2801>、NTTデータ<9613>が堅調。一方で、ソフトバンクG<9984>、エーザイ<4523>、アステラス製薬<4503>が重石に。

一時22300円を下回った日経平均は、上海指数の上昇を受けて、大引けでは22600円を回復したが、東証1部の出来高は11億株台にとどまっており、薄商いの中をインデックスに絡んだ売買に振らされた格好である。直近安値水準で下げ渋る動きはみられているが、ボトム形成を意識するのは時期尚早であろう。週明けの米国市場では改めてロシアとの緊張の高まりによる地政学リスクへの警戒感が高まる可能性もあるため、楽観視はできないところである。

また、決算発表が本格化することから機関投資家は積極的には動けず、出来高は膨らみづらい需給状況でもある。日経平均はソフトバンクGなど指数インパクトの大きい値がさ株の影響を受けやすく、方向感の掴みづらい状況が継続。物色は決算を手掛かりとした個別対応になりやすく、明日の日本電産<6594>辺りでセンチメントを明るくさせることが注目されよう。



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