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先行き波乱警戒もマザーズの上昇に安心感【クロージング】


3日の日経平均は4営業日ぶり反落。159.66円安の24110.96円(出来高概算14億6000万株)で取引を終えた。2日の米国市場ではNYダウが最高値を更新する一方で、ナスダックやS&P500が下落。欧州情勢への警戒感が高まってきているほか、為替市場での円安一服の中、インデックス主導で売りが先行する格好となった。その後、前引けにかけて下げ幅を縮める局面もみられたが、後場は再び弱含む格好となり、一時24030.59円まで下げ幅を拡大させる局面もみられた。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは米自動車販売の苦戦が伝えられた自動車株が冴えない値動きとなり、輸送用機器が下落率トップ。石油石炭、その他金融、保険、電気機器、銀行、情報通信の弱さが目立った。一方で、パルプ紙、医薬品が小幅に上昇している。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ホンダ<7267>が軟調。半面、ファーストリテ<9983>が下支えする格好。

米中貿易懸念に加えて、イタリアの財政問題や英国のEU離脱を控えた警戒感等から、欧州不安が高まってきており、物色の流れはディフェンシブ系にシフトした格好のようである。ただ、2日の米国市場でシカゴ日経225先物は安いところで24100円を下回る局面もみられており、本日の調整は想定の範囲内といったところであろう。また、中小型株についても全体としては利益確定の流れが目立つものの、メルカリ<4385>が4%を超える上昇をみせており、個別で強い動きもみられている。マザーズ指数が上昇で終えたことも、安心感につながりやすいだろう。

相場の先行き波乱を警戒する向きも多く、目先はインデックス売買に振らされやすい需給状況が続くとみられるが、インデックス売買の影響を受けづらい中小型株に底堅い動きがみられてくるようだと、センチメントは悪化しないだろう。また、テクニカル面ではマザーズ指数は昨日の下げで一目均衡表の雲上限までの調整をみせていた。本日は踏ん張り処でもあったため、引き続き強い動きをみせてくるかが注目されるところである。



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