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前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢の展開のなか、個人主体の中小型株物色に


6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:利食い優勢の展開のなか、個人主体の中小型株物色に
■前場の注目材料:稲葉製作、通期計画を上方修正、鋼製物置やオフィス家具販売が伸びる
■日揮、RPAで業務改善、設計・人事・財務に適用、働き方を効率化


■利食い優勢の展開のなか、個人主体の中小型株物色に

6日の日本株市場は模様眺めムードの強い相場展開になりそうだ。5日の米国市場はまちまちの展開。再開されたカナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を見極めたいとの思惑から、下値も限られたが、米大統領選への影響について、短文投稿サイトのツイッターとSNSのフェイスブックの経営幹部が議会証言を行うことへの警戒感もあり、ハイテク株全般に売りが広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円安の22530円。円相場は1ドル111円50銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り優勢の展開になりやすく、日経平均は25日線を意識した22500円を挟んでのこう着になりそうだ。NYダウは上昇したものの、FANG銘柄の下落影響からナスダックが弱く、ハイテク株への重石になりやすい。また、台風による関西国際空港の被害のほか、北海道で発生した震度6強の地震によるリスク回避的な動きも警戒されやすいところであろう。

基本的にはNAFTA再交渉のほか、トランプ米大統領は6日のパブリックコメント提出期限後に、2000億ドル規模の中国製品に対する追加関税を発動させる意向であり、方向感は掴みづらいところである。その為、インデックスに絡んだ売買から指数インパクトの大きい値がさ株へは仕掛け的な売りなども警戒されやすく、物色は個別に材料のある銘柄のほか、短期資金が中心となろうが、中小型株に向かいやすいだろう。

昨日のマザーズ指数は朝方こそ堅調だったが、その後の地合い悪化を受けて利食い優勢となり、1%を超える下げとなった。ただ、弁護士コム<6027>、データセクション<3905>、ソースネクスト<4344>、アライドアーキテクツ<6081>、アウンコンサルティング<2459>などは終日強含みに推移しており、市場を問わず値動きの強い中小型株に資金が集中しやすい需給状況であろう。

本日はIPOが予定されていることもあり、物色対象が絞られるものの、個人の中小型株物色は引き続き活発になりそうだ。その他、日経平均の定期銘柄入れ替えが発表となり、予想通りサイバーエージェント<4751>が新規採用となった。予想通りとはいえ、足元で調整をみせていたこともあり、改めて思惑的な資金が向かいやすい。また、他の候補であった任天堂<7974>、スタートトゥデイ<3092>には売りが出やすいところ。一方で、除外銘柄の古河機械金属<5715>も予想通りだったが、同じく除外予想の多かった宝ホールディングス<2531>にはショートカバーが優勢になりそうだ。


■稲葉製作、通期計画を上方修正、鋼製物置やオフィス家具販売が伸びる

稲葉製作<3421>は5日、18年7月期の業績予想の修正を発表。売上高は326.31憶円(従来は316.00億円)、営業利益が3.99憶円(同0.10億円)に、それぞれ上方修正した。個人消費の回復を受け、年度後半の鋼製物置販売が堅調であったことに加え、製品価格改定前の駆込み需要もあった。また、オフィスの移転需要やリニューアル需要の増加や働き方改革への関心の高まりに対する新しいオフィス環境づくりの動きを受け、年度後半のオフィス家具販売が大きく伸長した。


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(25974.99、+22.51)
・1ドル111円50-60銭
・北米自由貿易協定(NAFTA)めぐる米国カナダ協議が順調
・好調な企業業績


・日揮<1963>、RPAで業務改善、設計・人事・財務に適用、働き方を効率化
・ヤマハ発<7272>、トヨタ<7203>主導のEV連合参画


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・10:30 片岡日銀審議委員が講演
・11:00 米ウーバーがフジタクシーとの配車サービス提供で共同会見

<海外>
・10:30 豪・貿易収支(7月) 14.50億豪ドル 18.73億豪ドル





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