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マザーズ先物概況:小幅続落、売り先行も米中通商摩擦への懸念後退で下げ渋る


16日のマザーズ先物は小幅続落した。前日比1.0pt(-0.10%)安の947.0ptで取引を終えた。高値は950.0pt、安値は925.0pt、売買高は3444枚。

本日のマザーズ先物は小幅ながら続落した。朝方こそ、15日のNYダウなど米国株の続落や円高を背景にリスク回避の動きが続き、日経平均が一時300円以上下落したことから、マザーズ先物にも売りが先行して始まると一時前日比23.0pt安925.0ptまで下押した。その後、海外メディアなどが「中国商務次官が通商問題を協議するために8月末にも訪米する」と伝えたことで、米中貿易問題が解決に向けて動き出すのではないかとの思惑が広がり、中盤以降は買い戻しの動きにつながり、前日比2.0pt高の950.0と切り返す場面もあった。ただ、市場では「海外ヘッジファンドなどの短期筋がニュースのヘッドラインを見て取引したに過ぎず、米中協議がうまくいく保障はない」との指摘も聞かれ、買い戻し一巡後は様子見ムードが広がっていた。

一方、本日のマザーズ市場では、スマホゲーム対する期待感が継続しているエクストリーム<6033>が前日比1500円(+16.34%)高の10680円、業績予想を上方修正したことが引き続き手掛かりになったDS<3925>が一時前日比705円高の5590円とともにストップ高まで買われたほか、中古スマホの回線自由化報道を受けて、中古スマホの販売を手掛けるリネットジャパン<3556>が大幅に上昇するなど個別材料株に物色が集中していた。




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