■NY株式:NYダウは1ドル安、FOMC発表を控えて小動き

12日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は1.58ドル安の25320.73、ナスダックは43.87ポイント高の7703.79で取引を終了した。朝方は、米朝首脳会談で両国首脳が共同声明に署名したことが一定の評価を受け、買いが先行したものの、明日のFOMC結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードとなり、終日揉み合う展開となった。セクター別では、公益事業やメディアが上昇する一方でエネルギーや保険が下落した。

バイオ医薬品のセージ・セラピューティクス(SAGE)は、うつ病薬開発を早めるとの報道を受けて大幅上昇。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、JPモルガンによる目標株価引き上げを受け堅調推移。小売大手のシアーズ・ホールディングス(SHLD)は、ネット小売のアマゾン(AMZN)とのタイヤ販売提携拡大を明らかにし買われた。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、一部アナリストが「モデル3」の出荷台数予想を大幅に引き上げ上昇。

明日のFOMC発表後に実施されるパウエルFRB議長の会見では、年内の利上げペースに関する見解が焦点となる。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:ドル強含み、米利上げペース加速の思惑強まる

12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円16銭から110円49銭まで上昇し、110円37銭で引けた。6月の連邦公開市場委員会(FOMC)開催中に発表された米国の米5月消費者物価指数(CPI)は、6年ぶり高水準となったほか、コア指数も1年ぶりの高水準に達しており、FOMCの緩やかな利上げ軌道を正当化したためドル買いが優勢となった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が全会合後の記者会見を検討しているとの報道を受けて、利上げペース加速の思惑が強まり、さらなるドル買いにつながった。ユーロ・ドルは、1.1801ドルから1.1734ドルまで下落し、1.1745ドルで引けた。欧米の金利差拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いが強まった。ユーロ・円は、130円14銭から129円57銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3350ドルから1.3425ドルまで上昇した。メイ英首相が欧州連合(EU)離脱方針に絡んだ政局危機を回避したため、ポンドのショートカバーが強まった。ドル・スイスは、0.9834フランから0.9874フランまで上昇した。


■NY原油:続伸で66.36ドル、原油増産に対する反対意見増える

12日のNY原油先物7月限は小幅続伸(NYMEX原油7月限終値:66.36 ↑0.26)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は前日比+0.26ドルの66.36ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて66.70ドルまで買われた。石油輸出国機構(OPEC)加盟国内で増産に反対する意見が増えているとの理由で原油先物は底堅い動きとなった。市場関係者によると、イラク、イラン、ベネズエラが増産に反対しているもよう。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  29.90ドル   -0.16ドル(-0.53%)
モルガン・スタンレー(MS) 51.32ドル   -0.46ドル(-0.89%)
ゴールドマン・サックス(GS)232.63ドル  -1.46ドル(-0.62%)
インテル(INTC)        54.82ドル   +0.30ドル(+0.55%)
アップル(AAPL)        192.28ドル  +1.05ドル(+0.55%)
アルファベット(GOOG)    1139.32ドル +9.33ドル(+0.83%)
フェイスブック(FB)     192.40ドル  +0.86ドル(+0.45%)
キャタピラー(CAT)      157.49ドル  +1.19ドル(+0.76%)
アルコア(AA)         49.29ドル   -0.63ドル(-1.26%)
ウォルマート(WMT)      84.10ドル   -0.20ドル(-0.24%)
スプリント(S)         5.31ドル   +0.05ドル(+0.95%)






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情報提供元:FISCO
記事名:「12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは1ドル安、FOMC発表を控えて小動き