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米国株見通し:G7サミットへの警戒感から売り先行


S&P500先物       2768.75(-7.25) (16:50現在)
ナスダック100先物  7158.00(-26.75) (16:50現在)

16時50分時点のグローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は小安く推移している。NYダウ先物は95ドル安程度で推移。欧州株式市場は軟調な推移となっている。米原油先物は安く推移している。こうした流れを受け、8日の米株式市場は売り先行で始まるとみられる。

本日と明日の2日間にわたって開催される主要7カ国(G7)首脳会議では貿易摩擦の問題を巡って米国と日欧加の間で激しいやり取りが予想されており、対立の激化に警戒感が根強い。このため、週末ということもあって、投資家は手仕舞い売りの姿勢を優勢にしているのだろうと推察される。本日発表された中国の5月貿易統計で貿易黒字は縮小したが、対米貿易黒字が拡大していたことも、市場の警戒感を強めさせる要因となった可能性がありそうだ。米経済指標としては、4月の卸売売上高が発表されるが、改定値でもあり、市場での注目度は高くなく、相場への影響は限定的だろう。

なお、米国・カナダ・メキシコ間の北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉でトランプ米大統領はカナダとメキシコの置かれている経済環境の違いが大きく、3カ国間で相互に満足できる合意に達することが困難と考え、カナダ・メキシコと個別の二国間協定を結ぶことに前向きとなっているようだ。このことはNAFTA消失の可能性が出てきたことを示唆しているが、同時にトランプ米大統領がそれでも貿易戦争を回避し、お互いの国の利益を確保するため、二国間協定の締結を検討し始めていると考えることも可能だろう。北朝鮮への対応姿勢が軟化し始めていることなどを考えれば、トランプ米大統領は強硬姿勢を維持しつつも、交渉による解決を最優先にし、貿易戦争を回避するための最善の努力を尽くす可能性が高い。このため、トランプ米大統領が貿易戦争に突き進むことで、米株式市場が本格的な調整局面を迎えるリスクは限定的と考えている。

ドル・円は弱

<KK>

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