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景気敏感セクターが見直されやすいところ【クロージング】


4日の日経平均は大幅に上昇。304.59円高の22475.94円(出来高概算14億8000万株)で取引を終えた。注目されていた米雇用統計は、失業率が約18年ぶりの低水準となったほか、非農業部門雇用者数と平均時給の伸びが予想を上振れたことが好感された。NYダウは200ドルを超す上昇となり、シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の22365円となるなか、これにサヤ寄せする格好から買いが先行した。為替市場では1ドル109円60銭台と円安に振れて推移したことも、買い安心感につながった。日経平均は25日線が上値抵抗として意識される格好とはなったが、後場寄り付き直後には一時22515.72円と22500円を回復するなど、終日強含みの相場展開だった。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは輸送用機器が3%を超える上昇となったほか、海運、銀行、パルプ紙、非鉄金属、卸売、保険が2%を超える上昇となった。一方で、その他製品が唯一マイナスとなっている。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、TDK<6762>、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>がけん引。一方でファナック<6954>が重石となった。

南欧の政治リスクが後退し、6月12日で調整中の米朝首脳会談の開催に現実味が増してくる流れを受けて、先物主導でのインデックス買いが日経平均を押し上げる格好となっている。また、リスクオンに向かう中、足元で売り込まれていた輸出関連などを買い戻す動きが散見されている。輸出関連については貿易戦争への警戒から積極的に買い上がる動きには向かいづらい面はあるが、リバランスの流れが中心になりやすく、ディフェンシブ物色よりも、景気敏感セクターが見直されやすいところである。週末には先物オプション特別清算指数算出日(メジャーSQ)を控え、手掛けづらさがありそうだが、節目の22500円ところを明確に上放れてくるようだと、ヘッジに伴う一段の上昇が意識されやすいだろう。(村瀬智一)



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