16日のドル・円相場は、東京市場では107円61銭から107円13銭まで反落。欧米市場でドルは一時107円39銭まで戻したが、107円04銭まで反落し、107円11銭で取引を終えた。

本日17日のドル・円は、主に107円台前半で推移か。米為替政策への先行き不透明感などを背景にドル売り・円買いが優勢となっている。日米首脳会談を控えて様子見ムードが広がる中、全体的に動意に乏しい展開となりそうだ。

海外市場では、シリア情勢をめぐる地政学的リスクの後退や良好な内容の米経済指標を背景にドル買い・円売り地合いで推移。3月の米小売売上高は前月比0.6%増と予想を上回ったほか、3月ぶりにプラスに転じた。また、米株式市場が堅調に推移したことも、ドル相場の支援材料となった。しかし、NY市場の取引終盤にかけてトランプ米大統領の「中国とロシアが通貨安を誘導」といったツィッター発言が材料視され、ドル売り・円買いがやや優勢となった。

米東部時間17日から2日間の日程で開催される日米首脳会談を控えて、市場では内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが強まっている。今回の会談では6月初旬頃までに行われる予定の米朝首脳会談や、環太平洋連携協定(TPP)の米国の復帰の可能性などについて意見交換される見通しだが、その中で為替について言及があるかどうか、注目が集まっている。本日の東京市場では日経平均株価の動きを眺め、107円台前半で底堅く推移する展開となろう。


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情報提供元:FISCO
記事名:「今日の為替市場ポイント:日米首脳会談を控えて動意薄の状態が続く可能性