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明日もインデックス売買に振らされやすい需給状況【クロージング】


6日の日経平均は大幅に反発。375.67円高の21417.76円(出来高概算12億8000万株)で取引を終えた。5日の米国市場では、トランプ大統領による鉄鋼・アルミニウムの関税導入への警戒感が強いものの、2月ISM非製造業景況指数が予想を上振れたほか、原油相場の上昇等も材料視され、先週の大幅な下げに対する自律反発をみせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比420円高の21410円となり、これにサヤ寄せする格好から先物主導によるインデックス買いが日経平均を押し上げた。前場半ばには一時21551.14円まで上げ幅を拡大させ、後場に入っても21500円を回復する場面をみせた。しかし、5日線が上値抵抗線として意識されるなか、次第に戻り待ちの売りから、上げ幅を縮める格好となった。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは石油石炭が4%を超える上昇となったほか、その他製品、精密機器、化学、水産農林、電力ガス、鉱業、倉庫運輸が上位。一方で、空運、パルプ紙が小幅に下落している。週末に先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられた格好だろう。インデックス買いからギャップ・アップで始まった後は、こう着感の強い相場展開だった。インデックス買いから指数寄与度の高い値がさ株が日経平均を押し上げており、出来高は12億株台と低水準だった。

明日も先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況が続きそうである。また、新興市場の中小型株はリバウンドをみせているものの、自律反発の範囲内であり、明日以降のリバウンドの持続を見極める必要がありそうだ。戻りの鈍さから資金の逃げ足が速まるようだと、調整色が一段と強まりやすいだろう。(村瀬智一)



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