13日の日経平均は続落。137.94円安の21244.68円(出来高概算19億6000万株)で取引を終えた。12日の米国市場では先週の急落に対する反動から買い戻しの流れが強まり、NYダウは続伸となった。この流れを受けて日本株市場も買いが先行、前引け間際には21679.20円まで上げ幅を広げた。しかし、5日線レベルでの攻防が続く中、次第に戻り待ちの売り圧力が警戒されている。為替市場ではドル円が108円10銭台と円高に振れて推移しているほか、NYダウ先物が100ドル安程度で推移するなか、下げに転じている。結局は本日の安値圏で取引を終えている。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは、ゴム製品、空運、海運、陸運、輸送用機器、石油石炭、機械、卸売が軟調。半面、繊維、その他製品、鉱業、精密機器、倉庫運輸が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、ファナック<6954>が重しに。

日経平均は買いが先行したものの、戻り待ちの売り圧力の強さが意識されている。もっとも、先週の下落において市場で話題となったのが、ボラティリティの指数を含め指数連動のデリバティブ取引による影響だが、1、2日で需給状況が一気に改善するとは考えづらく、しばらくは波乱含みの相場展開への警戒感が強そうである。また、決算発表が300社程度予定されていたほか、明日も多くの決算が予定されており、まずは決算が通過し、改めて業績面からの見直す動きを意識しておきたいところである。好決算企業へは短期資金が集中しやすく、需給状況はそれほど悪くはないだろう。(村瀬智一)

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情報提供元:FISCO
記事名:「波乱含みの相場展開への警戒感が強そう【クロージング】