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日経平均の5日線レベルでの押し目拾いのスタンスに【クロージング】


4日の日経平均は4営業日ぶり反落。111.87円安の22707.16円(出来高概算13億9000万株)で取引を終えた。1日の米国市場は下落し、シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安だったが、米国の下げの一因だったトランプ政権のロシア疑惑について、誤報と伝わった。週明けの米国市場の反発を先取りする格好から買いが先行し、寄付き直後には22864.33円まで上げ幅を広げる場面もみられた。

しかし、買い一巡後はじりじりと上げ幅を縮めると、前場半ばには下げに転じており、その後はマイナス圏での推移が目立っていた。米税制改革法案へ行方を見極めたいとする模様眺めムードのほか、米韓合同演習による北朝鮮の反発への警戒も手控え要因となった。また、先物市場では商いが膨らむものの、週末のメジャーSQを控えたロールオーバーが中心とみられ、方向感の掴みづらい展開だった。

日経平均は連日で陰線を形成しているが、5日線を支持線とした底堅さが意識されている。米税制改革法案については楽観視できる状況ではないものの、法案の詰めの作業が続くなか、可決への期待が高まっている。また、今週は米経済指標の発表も多く、雇用統計に向けて良好な内容が先高観を強めるなか、翌週に控えているFOMCでの利上げは織り込んでいるものの、来年の利上げペースへの思惑につながる形で上昇基調が強まる可能性がある。

こう着感の強い相場展開の中、先行して上昇していた銘柄については、いったんは利益確定が強まろう。ただし、先高観の強い中、引き続き日経平均の5日線レベルでの押し目拾いのスタンスになりそうだ。(村瀬智一)



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