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前場に注目すべき3つのポイント~北朝鮮情勢を睨みながらも堅調な相場展開に期待


19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:北朝鮮情勢を睨みながらも堅調な相場展開に期待
■外資系証券の注文動向:差し引き130万株の買い越し
■前場の注目材料:ANA、フィンテックVBと連携、資産運用でマイル


■北朝鮮情勢を睨みながらも堅調な相場展開に期待

19日の日本株市場は、日経平均の節目の2万円を意識した相場展開が期待される。18日の米国市場はNYダウが7営業日続伸となり、連日で最高値を更新。金融やハイテクセクターが選好されており、支援材料になりそうだ。また、シカゴ日経225先物清算値は大阪比200円高の19990円であり、節目の2万円回復から売り方の買い戻し等も強まりそうだ。

商いが膨らみづらい相場展開が続いているが、インデックスに絡んだリバランス商いながらも週末15日には売買代金が7月31日以来の水準まで膨れた。売り越し基調が続いていた海外勢による買いが観測されており、需給状況が好転する可能性が期待される。北朝鮮情勢については、今後も日本上空を通過する形でミサイルを発射する恐れや、さらにこれが常態化する可能性も警戒されるなか、積極的には手掛けづらいところではある。しかし、有事に発展するような状況にならなければ、先進国市場での相対的な出遅れ感からの資金流入がみられる可能性はありそうだ。

日経平均は先週の上昇で約1ヵ月程度もち合いを続けていたレンジの上限を突破し、8月9日の急落前の水準まで回復してきている。当然、ここから20200円辺りまでは累積出来高が積み上がっている水準であり、戻り待ちの売り圧力は警戒されるところ。それでも2万円を回復してくるようだと、ショートカバーを誘発する格好でリバウンド基調が強まる可能性があるため、北朝鮮情勢を睨みながらも堅調な相場展開に期待したいところである。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き130万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り500万株、買い630万株、差し引き130万株の買い越しとの観測。

09月11日(月):420万株の買い越し
09月12日(火):40万株の買い越し
09月13日(水):10万株の売り越し
09月14日(木):70万株の買い越し
09月15日(金):300万株の買い越し


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(22331.35、+63.01)連日で最高値更新
・シカゴ日経225先物(19990、+200)
・NY原油は上昇、(49.91、+0.02)
・半導体SOX指数は上昇、(1160.90、+14.21)
・ナスダックは上昇(6454.64、+6.17)
・ドル円は1ドル111円50銭-55銭

・中部電力<9502>、柏崎刈羽に職員派遣へ 技術研修 浜岡再稼働急ぐ
・ANA<9202>、フィンテックVBと連携、資産運用でマイル
・富士通<6702>、国連の環境技術者普及に▽
・LINE<3938>、格安スマホ、海外進出、高い知名度を利用
・アサヒ<2502>、缶チューハイ、アジア開拓、訪日客の帰国後需要狙う


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・10:10  国債買い入れオペ(残存期間5年超10年以下)(日本銀行)

<海外>
・特になし



<HT>

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