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今日の為替市場ポイント:リスク回避姿勢強まり109円割れの可能性残る


17日のドル・円相場は、東京市場では110円22銭から109円67銭で推移。欧米市場でドル・円は110円37銭まで買われた後に109円45銭まで反落し、109円57銭で取引を終えた。

本日18日のドル・円は、トランプ政権運営の混乱などを背景にリスク回避姿勢が強まり、ドル売りが継続。主に109円台前半で推移するとみられるが、日経平均株価の動向次第では109円台を割り込む可能性も。

トランプ政権の経済政策をめぐる先行き不透明感からドル売り・円買いの流れが一段と強まっている。ゲーリー・コーン米国家経済会議(NEC)委員長が辞任するとのうわさを受けて、市場ではトランプ政権が掲げる税制改革やインフラ投資計画など経済政策への先行き不安が再燃した。ホワイトハウスはその後、コーンNEC委員長の辞任を否定したものの、16日には戦略・政策評議会と製造業評議会のトップが相次いで辞任したことを受けて二つの諮問会議が解散しており、トランプ政権運営の混乱が改めて露呈された形となった。

また、スペイン東部バルセロナで過激派組織「イスラム国」(IS)によるテロ事件が発生し、多数の死傷者が出たことも、投資心理を悪化。比較的安全資産とされる円買いが一段と強まったほか、米長期金利が低下したこともドル売りを促している。市場ではリスク回避姿勢が一段と強まり、米国株価が大幅に下落。これに日経平均株価もつれ安となった場合は109円を割り込む可能性がある。



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