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9日の米国市場ダイジェスト:ダウ36ドル安、北朝鮮情勢の緊迫で投資家心理が悪化


■NY株式:ダウ36ドル安、北朝鮮情勢の緊迫で投資家心理が悪化

9日の米国株式相場は下落。ダウ平均は36.64ドル安の22048.70、ナスダックは18.13ポイント安の6352.33で取引を終了した。北朝鮮情勢を巡る地政学リスクへの警戒感からアジア・欧州株が概ね全面安となり、米国株にも売りが先行。複数の主要企業の決算内容も嫌気され、終日軟調推移となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で小売や公益事業が下落した。

事務用品小売のオフィスデポ(ODP)は一株利益が予想を下振れ、約25%の大幅下落。旅行予約サイトのプライスライン(PCLN)は決算内容が嫌気され、軟調推移。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)はネットフリックス(NFLX)へのコンテンツ供給を辞め、独自の動画配信サービスを立ち上げる方針を明らかにし、売られた。一方で、北朝鮮情勢の緊張を受けて、防衛企業のレイセオン(RTN)、ロッキード・マーティン(LMT)やノースロップ・グラマン(NOC)など防衛株に買いが広がっている。

メディアの21世紀フォックス(FOX)はマーケット終了後に4-6月期決算を発表、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:ドル上げ渋り、北朝鮮情勢の緊迫化を警戒

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円56銭まで下落後、110円17銭まで反発し、110円04銭で引けた。米国と北朝鮮の関係緊迫化でリスク回避のドル売り・円買いが優勢となったが、予想を上回った米4-6月期非農業部門労働生産性速報値と6月卸売在庫改定値/売上高を受け、ドル買いが再燃。ただ、地政学的リスクへの懸念が根強く、ドル上昇は限定的となった。

ユーロ・ドルは、1.1689ドルまで下落後、1.1762ドルまで反発し、1.1760ドルで引けた。ユーロクロス絡みの売りが優勢となった。ユーロ・円は、128円44銭へ下落後、129円46銭へ反発。ポンド・ドルは、1.2971ドルへ下落後、1.3011ドルまで反発した。ドル・スイスは、0.9613フランから0.9672フランへ上昇した。地政学的リスクの上昇で安全通貨としてのフラン買いが加速した。


■NY原油:反発で49.56ドル、原油在庫の大幅減少を意識した買い

NY原油先物9月限は反発(NYMEX原油9月限終値:49.56 ↑0.39)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.39ドルの49.56ドルで取引を終えた。この日発表された在庫統計で原油在庫は予想以上に減少したことが材料視された。ガソリン在庫は減少予想に反して増加したが、夏季を過ぎると在庫増加の可能性があることは想定されており、特に嫌気されなかったようだ。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国は2018年3月まで協調減産を継続し、減産が遅れている国に改善を促すことは原油先物相場に対する支援材料となっている。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  24.74ドル -0.16ドル(-0.64%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.65ドル -0.28ドル(-0.58%)
ゴールドマン・サックス(GS)231.01ドル -1.04ドル(-0.45%)
インテル(INTC)      36.59ドル +0.18ドル(+0.49%)
アップル(AAPL)      161.06ドル +0.98ドル(+0.61%)
アルファベット(GOOG)   922.90ドル -3.89ドル(-0.42%)
フェイスブック(FB)    171.18ドル -0.05ドル(-0.03%)
キャタピラー(CAT)     114.34ドル -0.07ドル(-0.06%)
アルコア(AA)       38.62ドル -0.96ドル(-2.43%)
ウォルマート(WMT)     81.61ドル +0.02ドル(+0.02%)
スプリント(S)       8.22ドル -0.18ドル(-2.14%)




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