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後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は反落、2万円割れで模様眺めムードが強まりやすい


18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は反落、2万円割れで模様眺めムードが強まりやすい
・ドル・円は112円13銭、弱含み、ユーロ高・ドル安の影響も
・メディアドゥやサイバーSなどがストップ安


■日経平均は反落、2万円割れで模様眺めムードが強まりやすい

日経平均は反落。127.00円安の19991.86円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えた。17日の米国では本格化する4-6月期決算を見極めたいとの思惑から、様子見姿勢が強まった。また、予想を下回る経済指標のほか、原油相場の下げも嫌気され、高安まちまちの展開。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の20035円となり、これにサヤ寄せする格好から利食い先行の展開となった。

その後は2万円の攻防となるなか、これを割り込むとやや下げ幅を拡大。下げ渋りをみせているものの、2万円処に上値を抑えられている。円相場は1ドル112円10銭辺りと円高に振れて推移していることも重石となっている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは銀行、不動産、輸送用機器、保険が軟調。半面、鉱業、水産農林、鉄鋼、精密機器が小じっかり。

日経平均は節目の2万円を割り込んできており、5日、25日線も割り込んできていることから、模様眺めムードが強まりやすいだろう。円相場は1ドル112円を割り込みつつあり、こちらも手控え要因になりやすいだろう。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、武田薬<4502>、太陽誘電<6976>、東エレク<8035>がしっかり。しかし、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>の下落影響が大きく、方向感は掴みづらい。

また、こう着の中では中小型株などに資金が向かいやすいが、決算発表が本格化する中で、決算内容に大きく反応している。一気に手仕舞いの流れにもなるなか、決算内容を見極めるまでは積極的な売買は手控えられやすいだろう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は112円13銭、弱含み、ユーロ高・ドル安の影響も

18日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含み。ユーロ・ドルの上昇などの影響でドル売りが強まった。ユーロ・ドルや豪ドル・ドルの堅調地合いの影響で、足元はドル売り基調が強まっている。豪準備銀が午前中に公表した議事要旨でハト派寄りのスタンスが後退し、豪ドル・ドルが堅調地合いとなった。また、ユーロ・ドルが節目の1.15ドルを上抜け勢いづいた。

ドル・円は本日の安値を更新し、一時112円08銭まで下落。ランチタイムの日経平均先物は20000円台を割り込むなか、日銀のETF買い期待も弱まっており、午後の取引ではドルが112円台を維持できるかが注目される。

ここまでのドル・円の取引レンジは112円08銭から112円69銭、ユーロ・円は129円06銭から129円45銭、ユーロ・ドルは1.1472ドルから1.1537ドルで推移した。

12時20分時点のドル・円は112円13銭、ユーロ・円は129円38銭、ポンド・円は146円78銭、豪ドル・円は88円54銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・メディアドゥ<3678>やサイバーS<3810>などがストップ安
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます


■経済指標・要人発言

・米通商代表部(USTR)声明ポイント
「北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で、貿易赤字縮小を目指す」
「新たなNAFTAで米国輸出の障壁を低くする」
「NAFTA諸国は通貨操作を回避することを公約すべき」
「米国、NAFTA投資の障壁を低くする規制を望む」


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・13:00  首都圏マンション発売(6月)    -13.3%

<海外>
・特になし



<HT>

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