14日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は84.65ドル高の21637.74、ナスダックは38.03ポイント高の6312.47で取引を終了した。銀行大手の決算で慎重な見通しが相次いだことが嫌気され、朝方は上値の重い展開。その後、6月消費者物価指数が予想を下振れたことで追加利上げ観測が後退し、ハイテク株が堅調推移となった。さらに、原油相場の上昇も好感され、上げ幅を拡大する展開となった。ダウとS&P500指数は過去最高値を更新した。セクター別では、半導体・半導体製造装置や不動産が上昇する一方で銀行や各種金融が下落した。

小売最大手のウォルマート(WMT)はゴールドマンサックスによる買い推奨リストに追加され、上昇。アパレルのギャップ(GPS)や航空機のボーイング(BA)は、JPモルガンによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。アパレルのマイケル・コース(KORS)は同業ジミー・チュウの買収観測が報じられ、買われた。一方で、金融大手のJPモルガン(JPM)、シティグループ(C)、ウェルズファーゴ(WFC)は決算内容は予想を上振れたものの、長期金利低下による利ざや縮小が警戒され、売られた。

通信のスプリント(S)は著名投資家のウォーレン・バフェット氏による100-200億ドルの投資検討が報じられた。同社は、TモバイルUS(TMUS)との合併観測が浮上しているほか、ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)及びチャーター・コミュニケーションズ(CHTR)とワイヤレス通信事業の提携で交渉中であり、追加情報に注目したい。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元:FISCO
記事名:「NY株式:ダウ84ドル高、ハイテク株に買い広がる