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米国株見通し:仏大統領選結果を好感も、北朝鮮や米内政など見極めへ


S&P500先物 2372.75(+25.25) (18:15現在)
ナスダック100先物 5501.00(+59.00) (18:15現在)

18:15時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は堅調に推移している。また、NYダウは190ドル高程度で推移。欧州は全般堅調であり、フランスで4%超の上昇、ユーロストック、ドイツで2%超の上昇となっている。調整が続いている原油相場は小幅ながら上昇して推移している。

21日の米株式市場は下落。朝方は23日のフランス大統領選結果を見極めたいとの思惑から小動き。その後は原油相場の下落に伴い、緩やかに下落した。注目されたフランス大統領選挙では、EUの枠組みの堅持を前面に掲げるマクロン氏が決選投票に進むことが確実と伝えられ、リスクオンの流れとなっており、買い優勢の展開が見込まれる。

ただし、買い一巡後は北朝鮮の地政学リスクの後退を見極める必要がありそうだ。25日には北朝鮮人民軍創軍85周年があり、再び軍事的な挑発に踏み切る可能性が警戒されている。北朝鮮が核実験やミサイル発射実験を実施し米国との武力衝突が発生すれば、リスク回避の動きが広がりそうであり、今後数日間は神経質な状況になりそうである。

その他、28日は米暫定予算期限となるが、民主党の反対で可決できなければ政府機関が閉鎖となり、税制改革案の審議等が遅れることでトランプ政権への期待度が低下する恐れがある。一先ず一つずつリスク要因が和らぐのを見極めていく格好になりそうだ。



<KK>

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