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後場に注目すべき3つのポイント~トランプ物色の再燃を意識した銘柄への押し目拾い



20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・トランプ物色の再燃を意識した銘柄への押し目拾い
・ドル・円は114円60銭、ドル・円は弱含み、米新政権発足にらみ手控え
・東燃ゼネ、Jフロント、商船三井など7社が目標株価変更



■トランプ物色の再燃を意識した銘柄への押し目拾い

日経平均は小幅に上昇。19.59円高の19091.84円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。19日の米国市場では、20日のトランプ次期大統領の就任式を控え、様子見ムードの強い展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の19045円となり、これにサヤ寄せする格好から利食いが先行。ただし、売り一巡後はプラス圏を回復するなど、押し目買い意欲は強い。中国GDPでは16年の伸び率が6.7%と6年連続で減速していることが嫌気され下げに転じる場面もみられたが、前引けにかけては再びプラス圏での推移となった。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり、値下がり数が拮抗。セクターでは保険、鉱業、石油石炭、機械、海運、食料品が上昇する半面、水産農林、その他金融、陸運、建設、パルプ紙、鉄鋼が小安いなどまちまちだった。

本日20日にドナルド・トランプ氏が第45代米大統領に就任する。市場はトランプ政権の政策を見極めたいとする模様眺めムードが強まっている。もっとも、市場が警戒しているのは就任式での発言というよりは、デモ隊等による混乱といった面はある。そのため、無事にイベントが通過してくるようだと、その後は改めてトランプ政権への期待感から物色意欲が強まる可能性はある。

また、NYダウが5日続落となるものの、決算シーズンのなか、足元の決算は予想を上回る内容が目立つ。また、経済指標についても好感されるべき内容であることから、イベント通過後の動向が注目される。トランプ物色の再燃を意識した銘柄への押し目拾いといったところか。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は114円60銭、ドル・円は弱含み、米新政権発足にらみ手控え

20日午前の東京外為市場では、ドル・円は弱含み。日本株のさえない値動きでドルは売られた。米国のトランプ政権発足を前に積極的な動きは手控えられているようだ。

ドル・円は、国内勢の買いで115円13銭まで上昇したが、その後はやや弱含む展開。11時に発表された中国の10-12月期国内総生産(GDP)が予想を上回り、同国経済への減速懸念は後退したものの、日経平均株価の不安定な値動きが嫌気された。

その後もドル・円はじり安となり、一時114円56銭まで値を下げた。足元ではランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移しており、目先の株安を見込んでドル売り・円買いに振れやすい地合いとなっている。

ここまでのドル・円の取引レンジは114円56銭から115円13銭、ユーロ・円は122円37銭から122円72銭、ユーロ・ドルは1.0652ドルから1.0688ドルで推移した。


12時20分時点のドル・円は114円60銭、ユーロ・円は122円50銭、ポンド・円は141円71銭、豪ドル・円は86円90銭で推移している。


(為替・債券アナリスト 吉池威)



■後場のチェック銘柄

・省電舎<1711>、日本ライトン<2703>、サイバーS<3810>など7社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます

・東燃ゼネ<5012>、Jフロント<3086>、商船三井<9104>など7社が目標株価変更

・イエレンFRB議長
「FRBの金融政策は後手に回っていない」
「米国経済の過熱継続を容認するのは賢明ではなくリスクが高い」

・ドラギECB総裁
「経済見通しのリスクは依然下向き」

・トランプ米次期大統領
「旅が始まる。国民のためにすばらしい旅になるよう懸命に働く。みんなでアメリカを再び偉大な国にする」(ツイッター)


☆後場の注目スケジュール☆


<国内>
・12:40 中曽日銀副総裁講演
・14:00 衆院本会議で安倍首相が施政方針演説、麻生財務相が財政演説など政府4演説


<海外>
・特になし




<SK>

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