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12月9日のNY為替概況


 9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円62銭へ弱含んだのち、115円37銭へ上昇した。関係筋の話として、欧州中央銀行(ECB)が経営難に陥っているイタリア3位のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行(モンテ・パスキ)からの増資延期の要請を拒否したとの報道を受けて、イタリア金融市場への懸念に一時リスク回避の動きが強まった。その後、米国の12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値がほぼ2年ぶりの高水準に改善したことを好感し、ドル買い・円売りが再燃。

ユーロ・ドルは、1.0581ドルから1.0531ドルまで下落した。イタリアの政局、金融不安にユーロ売りが継続した。ユーロ・円は、121円20銭へ下落後、121円66銭へ反発。

ポンド・ドルは、1.2595ドルから1.2553ドルへ下落した。

ドル・スイスは、1.0173フランから1.0214フランのレンジで上下に振れた。 

   【経済指標】・米・10月卸売在庫改定値:前月比-0.4%(予想:-0.4%、速報値:-0.4%)・米・10月卸売売上高:前月比+1.4%(予想:+0.7%、9月:+0.4%←+0.2%)・米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:98.0(予想:94.5、11月:93.8)・米・12月ミシガン大学1年期待インフレ率:2.3%(11月:2.4%)・米・12月ミシガン大学5−10年期待インフレ率:2.5%(11月:2.6%)



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