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欧米為替見通し:ユーロ・ドルは買い継続か、1.08ドル上抜けトライも



今日の欧米外為市場では、ユーロ・ドルはユーロ買いが優勢になりそうだ。今晩開催の欧州中央銀行(ECB)理事会では緩和方針の継続が示される見通しだが、ここのところ米国の長期金利の上昇が鈍り、ドル売り圧力が強まりつつあることで、ユーロの買い戻しにつながる展開を想定しておきたい。ドル・円も114円台が重く感じられそうだ。

足元では引き続き「トランプ・ラリー」で上昇したドルの修正がテーマとなっているようだ。前日の海外市場では、連邦準備制度理事会(FRB)は13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で1年ぶりの利上げに踏み切るとほぼ確実視されるものの、その後の利上げペースは鈍いとの見方が浮上。また、今日のECB理事会で資産買い入れプログラムの期間延長の決定に思惑が広がり、米国債利回りの低下を背景にドル売りが強まった。米国10年債利回りは前日の2.40%付近から足元では2.34%台に低下している。

今晩の注目材料はECB理事会とその後のドラギ総裁の記者会見だが、目先の緩和方針継続はすでに織り込み済みとみられる。ECBの緩和方針は通常ならユーロ売り要因となるが、12月4日に行われたイタリア国民投票前に改憲案否決と現政権退陣を見込んだユーロ売りポジションが積み上がっているもようで、ある市場筋は「ドル高修正の流れの中でユーロ買いに振れやすい」との見方を示す。このため、ECB理事会をきっかけにユーロは節目の1.08ドルを付けにいく可能性があろう。


【今日の欧米市場の予定】
・21:45 欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表(主要金利0.00%に据え置き予想)
・22:30 ドラギECB総裁会見
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:25.5万件、前回:26.8万件)




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