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NYの視点:米、物価状況改善も年内の利上げ観測根強い


*07:45JST NYの視点:米、物価状況改善も年内の利上げ観測根強い 市場は24日から26日にかけてワイオミング州、ジャクソンホールで開催される年次経済シンポジウムに注目している。この会合は度々、連邦準備制度理事会(FRB)議長が政策変更などを巡りヒントを与える場として利用するため、特にパウエル議長発言に注目が集まる。果たして利上げが近いことに言及するかどうかが焦点となる。

中銀の政策金利がピークに近づきつつあるものの、インフレは依然FRBの目標である2%には程遠く、年内の利上げ観測は根強い。FRBが注目しているインフレ指標は鈍化基調が証明されつつある。CPI(前年比)は昨年の8.3%から今年は3.2%と伸びはかなり鈍化。ただ、FRBが注視しているコアCPIは6.3%から4.7%へ伸び鈍化もまだ目標2%には程遠く、長期にわたり高金利の維持が必要となる可能性が強い。労働市場にもひっ迫が緩和する兆候が見られるものの依然強い。昨年のジャクソンホール開催時の8月失業率は3.7%で、今年の失業率は3.5%で一段と低下し、50年ぶりの低水準を維持。経済も想定以上に強い。アトランタ連銀の現在の7-9月期国内総生産(GDP)予想は+5.8%で、成長減速の兆しもいまだ、見られない。

金融市場はほぼ9割の確率で9月FOMCでは利上げが見送られると見ている。ただ、11月には0.25%の利上げを再開することを3割近く織り込んだ。

■インフレと経済の状況
22年8月    23年8月
CPI(前年比):8.3% 3.2%
コアCPI:6.3%  4.7%
GDP:3.2% 2.4%
失業率:3.7% 3.5%


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