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NY原油はもち合いか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)


皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY原油についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『NY原油はもち合いか』と述べています。

続けて、『最近の原油相場は、強弱両材料が混在している。欧州連合(EU)ではロシアからの天然ガス供給途絶への懸念が台頭。石油輸出国機構(OPEC)加盟国のうち生産余剰能力があるとされるサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の増産をめぐる不透明感も相場の支援要因。バイデン大統領は就任後初の中東訪問で、サウジ首脳から増産の確約を得られなかった』と伝えています。

一方で、『FRBがインフレ抑制目的の積極的な利上げ政策を継続し、欧州中央銀行(ECB)も大幅利上げと追随すれば景気悪化につながり、エネルギー需要の鈍化を招くと警戒される』と述べています。

また、『石油輸出国機構(OPEC)に非加盟産油国を加えた「OPECプラス」の増産余地がほとんどない。ただ、ロシア国営のガスプロムからドイツのインフラ業者には再開が通告されている』と伝えています。

陳さんは、『サウジアラビアは直ちに増産しないだろう。8月3日の「OPECプラス」会合結果が注目される』と言及しています。

次に、『米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計では、15日までの1週間の原油在庫は前週比40万バレル減。市場予想(140万バレル増)に反し、小幅取り崩しとなった』とし、『一方、ガソリン在庫は前週比350万バレル増の2億2840万バレルと大幅に増加した。ドライブシーズン入りした5月最終週以降のガソリンの累計供給量が前年同期比4.8%減の7069万バレルとなり、高値による消費の減退を裏付ける結果が出ている』と解説しています。

こうしたことから、陳さんは、NY原油について、『ガソリン需要の低下から上昇は考えにくいが、一方で、産油国が増産を遅らせるなどの対応に出る可能性もあり、供給リスクは残っている』と考察しています。今週のレンジについては、『95~115ドル』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月21日付「NY原油はもち合いか」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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