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NYの視点:経済の成長減速の兆しもFRBは6月、7月FOMCでの50BP利上げへ


5月NY連銀製造業景気指数は‐11.6と、4月24.6から予想外に3月来のマイナスに落ち込んだ。重要な項目の新規受注や出荷がマイナスに落ち込んだことが響いた。NY連銀製造業景気指数は最新の地区連銀の製造業活動指数としては最も早く発表されるため、活動状況を探る上で先行指標として注目となる。

仕入、販売価格も4月から低下し6カ月平均も下回り、インフレがピークに達した兆候も見られる。

6カ月先の見通しは4月から低下も予想を上回った。ただ、雇用者数や週平均就業時間の見通しが予想以上に低下しており、労働市場のひっ迫が一段落した可能性も示唆された。

■5月NY連銀製造業景気指数
景気指数:−11.6(4月24.6)
新規受注:−8.8(25.1)
仕入価格:73.7(86.4、6カ月平均77.9)
販売価格:45.6(49.1、47.8)
出荷:−15.4(34.5、7.1)
入荷遅滞:20.2(21.8、23.5)
在庫水準7.9(13.6、12.4)
受注残2.6(17.3、13.1)
雇用者数:14.0(7.3、16.1)
週平均就業時間:11.9(10.0、9.8)

6カ月先
景気指数:18(4月15.2、28.3)
新規受注:63.2(72.7、70.3)
仕入価格:63.2(72.7、6カ月平均70.3)
販売価格:45.6(55.5、55.6)
出荷:19.7(13.4、28.1)
入荷遅滞:-1.8(8.2、8.3)
在庫水準:-5.3(-4.5、6.4)
受注残:-2.6(-5.5、4.5)
雇用者数:22.2(25.8、27.2)
週平均就業時間:2.6(5.5、11.3)

中国のロックダウンによるサプライチェーン混乱などが影響した可能性が懸念される。連邦準備制度理事会(FRB)の年内の引き締めペースも計画通りすすまない可能性もありドルの上値を抑制する。

中国経済指標でも、政府のゼロコロナ政策による都市封鎖の影響が現れ始めた。中国4月鉱工業生産は前年比‐2.9%と、予想外のマイナス。パンデミックが始まった20年3月の水準をさらに下回り、1990年1月以降で最低。小売売上高も前年比‐11.1%と、3月−3.5%に続き2カ月連続のマイナス。20年3月来で最低となった。今回のロックダウンの経済への打撃は20年より大きい模様で、警戒される。4月小売売上高で消費動向をさらに探る。

連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定で、パウエルFRB議長や副議長とともに影響力の大きいNY連銀のウィリアムズ総裁は、6月会合で50BPの利上げを予想していると言及。米国、世界経済の成長減速の兆候見られるものの、FRBは6月、7月に50BPの利上げを実施する軌道はほぼ確定のようだ。その後、9月会合までに、利上げ後の経済の動向を判断していくことになる可能性が強い。




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