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NYの視点:米1月CPIに続きPPIも予想上振れ、FRBの積極的な金融引き締め観測強まる


米1月生産者物価指数(PPI)は前月比+1.0%となった。伸びは12月+0.4%から拡大し予想のほぼ2倍で、昨年5月来で最大となった。前年比では+9.7%と、伸びは過去最大となった12月から鈍化も予想+9.1%は上回った。12月分は+9.8%へ+9.7%から上方修正された。変動の激しい燃料や食品を除いたコア指数は前月比+0.8%。伸びは12月+0.6%から拡大した。前年比では+8.3%。伸びは過去最大となった12月+8.5%から鈍化も予想を上回った。

PPIは特に、ビジネスにおける物価圧力を示唆。PPIの上昇は今後、商品価格の上昇に反映され、消費者物価指数(CPI)を押し上げることになる。

1月CPIは40年ぶり最大の伸びとなったことに続き予想を上回ったPPIを受けて、FRBが金融政策で立ち遅れているとの見方が一段と強まった。FRBは3月にテーパリング終了後、連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げに踏み切ると見られている。一部では50ベーシスポイントの大幅利上げの思惑も強まりつつあり、明日FRBが公表する1月開催のFOMC議事要旨でその可能性を探る。金利先物市場では依然6回超、7回近くの利上げを織り込んでおり、引き続きドルの支援材料となっている。




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