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NYの視点:米国の年末商戦は好調予想、オンラインセールスがけん引


米国の年末商戦は引き続き好調であることが想定値で確認された。Masterccard spendingpulseによると、11月1日からクリスマスイブまでの小売販売が前年同期に比べ3.4%増となった。同社はオンライン、店舗を含め、自動車を除く支払いの統計をとっている。特にオンライン販売が同期比18.8%増と前年の伸びを上回り大幅な伸びを記録、全体の伸びをけん引。店舗販売は1.2%増にとどまった。マスターカードのシニアアドバイザーは、イーコマースの売り上げが過去最高を記録したと指摘。アマゾンも強い売上だったと発表している。

■全般的な年末商戦でのイーコマース売上:前年比+18.8%(2018年+18.4)
(Masterccard spendingpulse)

コンサルティング会社のプライスウォーターハウスクーパース(PWC)は年末商戦で2.7%増を予想。全国小売連盟(The national retail federation) は4%増を予想している。米国の強い経済、労働市場が消費を支えると見ている。

同時に、クリスマス休暇明けでギフトのリターンなども増え、過去最大規模に上る見通しであることはマイナス材料となる。オンラインのリターンは416億ドル。500億ドルの収益減となる。また、オンラインと店舗、両方のリターンは1000億ドルにのぼり、前年比では10%増となる見込み。

2018年のマスターカードの統計でも年末商戦での順調な伸びが示されたが米商務省が発表した昨年12月の小売りは予想外のマイナスに落ち込み景気見通しが大幅に悪化した。本年も油断は禁物だ。




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