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FOMC・日銀政策会合の動向とリスクオンが継続するか注視 住信SBIネット銀行(三井智映子)


皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。

先週の米国市場は堅調に推移し、週間で米主要3指数は上昇しました。特にS&P500は今年7月の過去最高値にせまる勢いでした。為替市場ではリスクオンムードからドル/円が円安方向に動きました。米国側の制裁関税発動一部延期、中国側の米農産物輸入拡大など、米中貿易摩擦について懸念を緩和させるようなニュースが続いたことで、過度な懸念の後退が買い材料となったようです。

また注目されていたECB理事会においては、大方の予想通り利下げや量的緩和の再開など追加金融緩和策の導入が決定しました。13日に発表された8月の米小売売上高では、前月比0.4%増と6ヵ月連続の増加となり、米経済の個人消費が依然として好調であることを示す結果となりました。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

まずレポートでは、『今週は19日の動きが相場の動向を占う上で重要な一日となる』と伝えており、『19日までは思惑先行で神経質な値動きが予想され、19日を境に円高への反転となるか、堅調な値動きを継続するか最大の注目となりそうです』と考察しています。

FOMC会合後に行われる午前3時30分からのパウエルFRB議長会見もその影響が注目されそうです。『従来通り、米国経済の堅調持続のために適切な措置を講じるとの基本的スタンスには変化がない』内容になると予想されていますが、『年内及び来年初めにかけての緩和継続の観測が多少後退することになれば、高値圏を回復し、堅調な値動きを続けるNY株式市場が再び調整に見舞われる可能性もある』と示唆しています。

加えて19日には日銀政策会合の結果が正午に発表され、黒田日銀総裁の会見が15時30分から行われます。レポートでは、『日銀の対応次第では金利差縮小への思惑が円高への懸念を高めるとの警戒感も聞かれます』と伝えています。

足元のリスク選好の動きが継続するかについては、『急速にリスク回避への転換を図るとは考えにくく、ドル/円の下値も107円台半ばあるいは107円台前半で下げ止まると予想されます』としています。

また、『今週は、10月の閣僚級による米中通商協議に向けた次官級協議が開催されることから、先週大きく膨らんだ閣僚級協議に向けた進展期待が持続するのか注目』と伝えており、『失望の内容となれば、これまでのドル/円の上昇が一転、円高への懸念が再燃される可能性もあるだけに動静を見ておく必要がありそうです』と分析しています。

今週発表の経済指標については、17日に発表された米国の鉱工業生産のほか、欧州では『独9月ZEW景況感指数の低下に一服感が見られるか』、ダブルボトルが確認されるユーロの反応などを注目ポイントとしています。

さらに、『英EU離脱交渉を巡るEU側との協議に向けて、新たな動きが見られるかにも注目です』と伝えています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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